ここ数年、Teton Bros. や fine track など日本メーカーの山ギアに心奪われます。
お山を始めた頃は透湿防水素材といえば「GORE TEX以外はまがいもん」くらいに思っておりました。
「身体が濡れることこそ諸悪の根源」とばかりに耐水圧(とはいえ20,000mmは欲しいが)より透湿性が重要視される昨今。
そこに伸縮性(ストレッチですね)や肌触り(着心地)といった快適性も時代の進化とともに重要視され、ポーラテック社のメンブレンや独自素材で物作りをする国産メーカーやガレージメーカーへの選択肢も増えてきた、、てわけですね。
お山の師匠たちからは「山道具はロゴやデザイン、色で選ぶんじゃねんんだよ」と散々叩き込まれていますので、あくまで目的を持った上で選択肢広がってんですよ。というのは声高に伝えておきたいところです。
みなさまご存知 fine track 「スキンメッシュ」は山始めた頃から、ミレーのドライナミックと併用ですが、これらを着ない山行は基本的にはないです。自分の場合。
それ以外はねー、独自素材「EVER BREATH」に関していいんだか、悪いんだか判断基準持たないまま、選考対象とすることもなかった。
ある時、大手量販のセールで「ニュウモラップ」なるウィンドシェル(多分L3に分類されると思います)を入手して以来、その透湿性、伸縮性、撥水性にやられました。
秋の山行によくやるレイヤリングとして
スキンメッシュ/パワーストレッチやパワーグリッドを用いたベース/ニュウモラップ
身体はさらっとして汗冷え感もありません。
特に今期「よさそうだなー」とよだれ垂らしてたのが冬季から厳冬期対応のシェル「エバーブレスアクロ」シリーズ。
現在、冬季用のシェル素材はネオシェルで統一しているので来季あたり使い比べてみたい、などとブルジョワなこと考えています。
道具オタクを満足させる fine track TOKYO BASE 。
同社の商品を全アイテム見ることができる関東の旗艦店。
なぜかアウトドアブランドの旗艦店ラッシュの原宿(なんでなんだろうね)の裏通りにマニアックに佇んでいます。
「遊び手が作り手」といってはばからない同社の発想の上に
・素材や、レイヤリングの提案
・知識や技術向上を目的としたコアな遊び手(その道のプロ)の話が聞けるイベント
を提供するのがコンセプトのようです。
過去に起きた大規模な遭難も行動栄養学やレイヤリングの知識、天候に関する知識が浸透していれば防げたことかもしれない。
自身がいつも山に入る時に気をつけていることとTOKYO BASE のコンセプトがリンクしていると感じているのでたまに足を運ばせてもらいます。
先日は「北アルプスドローン大縦走」でお馴染み西田省三さんの「冬山撮影のアプローチ行動」に関する講義を聞きにいってきました。
わたしは「写真を撮る」ことより「山歩き」の優先順位が高いですから、山の写真も行動上で見かけたいい風景、、な訳です。
西田さんの話を聞いて、年に何回かは「写真撮るために山歩き、行動計画しよう」そして狙い通りの1枚を残そう。
場所柄、出かけた時はおいしいものもいただきます。
この日はbills でパンケーキ。