こんにちは。
LifeLabo登山部、登山ガイドの小山和彦です。
Snow Season Training2025参加のみなさまには講習期間中、LINEなど使って様々な課題に取り組んでいただいています。
さて今回の課題は、、
11月25日から28日の気圧配置と北アルプス北部への影響、安曇野盆地との気象比較に関して観察していただきました。
概況予測としては
25日 日本海を高気圧が東進
26日 高気圧が東海上に抜けた後に禍々しい低気圧
27日 低気圧支配下になるが安曇野は南風だね
28日 冬型の気圧配置。等圧線は東西に寝そべる感じ。西風に変わります。上空3000mにはマイナス12度の寒気流入。後立山にもろぶち当たる流れですね。荒れた天候が予想されます。
といった予測をたてました。
28日の実況は、、、
おはようございます。
28日、午前中安曇野はどんより。稜線はどうでしょうか。
実況天気図と五竜、立山、木曽駒のライブカメラ映像です。
予想通り天気図の等圧線は東西に寝た形の冬型となり、立山、白馬には富山湾から湿った空気と大陸からの寒気が流れ込んでいるようです。
五竜、立山は降雪。木曽駒はどんより。(木曽駒は南西からの弱い。伊勢湾からの湿り気が入ってくる)
五竜のベンチは20センチくらい積もってますかね。
実況図を見ると予測より等圧線の間隔が広く、南にずれているのでシベリアの寒気の流入は予測より少なかったかも。
いずれにしても、みなさんの「多分、荒れます。行かない!」という判断は良い傾向です。
この調子でお山の天気に関わる感度を上げていきましょう。