2020年夏の家族縦走。台風10号の後を追うように嫁と後立山連峰南部の爺ヶ岳から鹿島槍ヶ岳を2泊3日のピストン行程でつなぐ。

昨年夏は唐松岳から五竜を繋いだので、来年夏八峰キレットを超えて五竜と鹿島槍をつなぐ。

5年くらいかけて白馬大池から針ノ木岳を繋いでみようかと言う壮大な妄想の一部。

 

今回の縦走に向け嫁の体力アップを図るために

・奥秩父荒川原流域縦走

・奥多摩 御前山・鋸尾根縦走

・八ヶ岳 天狗岳

と連れ出し本番に臨む。

 

我が家の山行の楽しみ方は

・計画(読図、天気図)4割 ・現地で計画の検証 3割 ・眺望を楽しむ 2割 ・小屋でまったりする 1割

といった構成要素。

計画して

 

 

 

 

パッキングして

【アプローチ】

バス停ガラガラ

9月7日 新宿西口臨時26番のりば

23:15発 5571便1号車 扇沢5:32着

高速夜行バスで扇沢までダイレクト。

平日とはいえ北アルプスベストシーズンですから例年であれば混雑する車内も3組5名。

ドライバーさん曰く「どこ座ってもいいからくつろいでくださーい」。ありがとうございます。

高速バスの「ケータイ乗車券」はweb予約ができてチケットレス。

【1日目のテーマは天候判断】

06:19 スタート 13:28冷池山荘到着     

行動時間7時間10分移動距離9.2km

累積標高 上り:1,814m 下り:744m

天気図を見ると入山前日まで台風10号の影響下にあり等圧線が超タイト。

南からの湿った空気を伴って風速20メートル以上の暴風雨と想定。

入山日の6時には太平洋高気圧が張り出してきて等圧線もかなり広がる見込み。

夜行バスで5時半に扇沢についた時点での天候判断、稜線に上がった時点での天候判断がこの日のテーマ。

 

 

幸い、天気図をなぞったような美しい朝日を扇沢で確認して山行決行。

6:19 柏原新道登山口より入山

柏原新道登山口

当初、爺ヶ岳は鹿島槍ヶ岳の行き掛けの駄賃くらいに考えていたが地形図を見ると爺ヶ岳南峰から南西に伸びる尾根を辿るルートがメインであることがよくわかる。

まだまだ元気

柏原新道には駅見岬、石畳、水平道、鉄砲坂などのおよそ15の道標ポイントがあり計画、行動書く人がしやすい。至れり尽くせりの登山道。

ケルン 最初のチェックポイント

ざっくり区間わけしていくと

6:19 登山口→8:14 駅見岬:標高差600 尾根筋を辿る急騰

8:20 駅見岬→9:04 石畳:標高差235 尾根をトラバースする緩斜 足場はガレ

石畳あたりから足場が変わる

9:04 石畳→9:49 ザラ場:標高差160 1KMくらいの水平道 ザラ場で扇沢を渡る

9:49 ザラ場→10:29 種池山荘:標高差170 崖面の階段上り 胸突八丁

胸突八丁

標高差約1,100mを4時間で。

がんばれ!

 

 

稜線に出るまでは樹林帯ですが、木々の切間から蓮華岳、針ノ木岳、スバリ岳、鳴沢岳、岩小屋沢岳を西側に望みます。

楽しそうでなにより
木々の間から針ノ木方面
木漏れ日のなかすすみます
稜線 種池山荘

種池小屋のベンチではピザを頬張る人もいますが、先が長いので行動食を補給。

 

爺ヶ岳南方へのアプローチは標高差200のガレバ歩き。

爺ヶ岳へのアプローチ

稜線に上り西に目をやると、南風からの雲がかかり立山・劒岳は見えたり隠れたり。

振り返ればつるぎ

進行方向には今日のゴール冷池山荘と鹿島槍ヶ岳。

爺ヶ岳中央峰、北峰をトラバースしながら鹿島槍方面を見ると東から湧き上がる雲で端正な山容はなかなか確認できない。

稜線を挟んで対照的な光景

約2kmのトラバースはゴールは見えているものの地味なアップダウンを繰り返し意外と、、、遠い。

地味に降りたり登り返したり

冷乗越から鞍部に降って登り返し、、これ、いる?

扇沢出会いから6時間少々、ほぼ計画通りに冷池山荘。

冷池山荘

平日、コロナ禍の影響下かなりゆったり過ごさせていただきました。

小屋外ではSoftbank回線が繋がり最新の天気図を入手するのも容易。

小屋前のテラスからは鹿島槍。虫にまとわりつかれながら至福のコーヒータイム。

目の前に鹿島槍
カヌレでコーヒータイム

品数豊富な夕ご飯で満腹となり7時に就寝。

 

よるごはん

【2日目のテーマは時間内行動】

05:00 スタート 11:48 種池山荘着

行動時間6時間48分 移動距離9.4km

累積標高 上り:1,028m 下り:993m

午前中がタイムリミット

午前中は高気圧の影響下にあるが上空に寒気が入り込む。さらには前線が北上し午後には活動山域に前線がかかる見込み。

朝はどっパレだけど午後から荒れる!と判断。

これらの条件から12時に種池山荘で行動終了。13時オーダーストップのピザに駆け込む!を目指す。

逆算すると5時に行動開始!

小屋と爺ヶ岳

3時半に起床。頼んでおいた朝弁当はチラシご飯。

ザックをデポしてヘッデンつけて5時スタート。

アタックザックはマタドール フリーレイン32。これ、なかなかいいです。

超軽量、防水、ハイドレ対応、パッカブル!

テン場から布引山の取り付きの間に東の空が明らむ。

モルゲンロート

モルゲンロートに染まる鹿島槍!美しい。

この好天もお昼まで。朝日に後ろ髪ひかれながら先を急ぐ。

布引山までのアプローチは標高2500あたりからつづら折りの160急騰。

植生もハイマツ帯に変わり風の影響を受け始める。

布引山から槍、穂高

 

6:10 布引山

布引山頂から50降って250登り返す。

最後の急騰は正面に鹿島槍、西に朝日を浴びた劔・立山。

稜線と僕らの影

背中のアタックザックは軽いし、一歩一歩軽快に。

 

強めの風の中、7時10分鹿島槍南峰。

 

北アルプスの全貌が見渡せるパノラマビュー。

蓮華岳越しに常念から槍・穂高。

針ノ木岳越しに黒部源流域。

立山、劒岳から北に目を移すと五竜を経て白馬、乗鞍。

ずっと見ていたいけど時間はタイト。

9時冷池目標に、、後ろ髪ひかれながら降りる。

小屋で朝弁の残りで補給。デポ回収して12時種池山荘を目指す。

いそげ

ピザのオーダーストップは13時。降雨予測は14時。これらがタイムリミット。

お山の師匠がたからは夏の縦走は12時に終わらすべし!と言われていたことの実践。

計画通り12時前にピザをいただき小屋入り。ここまでどっパレ!

「名物」なのにきちんとうまい

小屋でまったりしていたら13時半ごろから予想通り降り出す。

鹿島槍山頂で別れたキレット超えて五竜に抜けた人、今日中に下山するといっていた親子連れは無事着いただろうか。

夕食の食卓は2組3名

夜半は大荒れ!20メートルクラスの強風と降雨。荒れた天気は朝まで続いた。

【3日目のテーマは雨天行動】

最終日が雨なのは計画に織り込み済み。

9時55分のバスに乗って大町温泉郷薬師の湯で雨と汗でグチョグチョの体を清めるため6時行動開始。

5時過ぎ、一瞬の奇跡の瞬間。朝日に染まる種池山荘。

そしてまた雨。

雨の中、1000メートル降下のお散歩を楽しみ8時50分行動終了。

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